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最近見た面白い映画 - オール・ユー・ニード・イズ・キル


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ラノベ原作のハリウッド映画化

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オール・ユー・ニード・イズ・キル

 トム・クルーズ主演の人類の敵であるエイリアン"ギタイ"とタイムリープを繰り返しながら戦うアクション映画です。

 

 

ラノベ版を先に読みましたが、ラノベ版は元の舞台が日本かつ少年兵が初戦場で偶然特殊なギタイを殺したことで始まるタイムリープをテーマに生存をかけた戦いを延々と繰り返し、最終ループではある決断を迫られるという展開です。

原作のテーマをそのままに大胆なアレンジが加えて全く別の状況(主人公は情報佐官で連合軍の将軍の不興を買って死地に追いやられる)から始まり、大筋のギタイの本丸を叩くというストーリを踏襲しつつ最終ループには原作とは違う大きな決断を迫られるという良アレンジが加えられています。

 

アクション映画としてもタイムリープ物としても完成度が高く、原作を知っていても楽しめる非常に良い作品でした。

 

ラノベ版も文章の完成度が高く良質なSFとしても楽しめます。

 

なお、ラノベ版よりも映画版のほうが救いのあるエンドです。できれば原作後に映画を見ることをおすすめします。

余談

映画版の最大の不可解な点は、連合軍の将軍が独断で他国の軍の少佐(主人公)を新兵に降格(脱走兵扱い)してまともに武装すら持たせずに戦場に投入するのですが、なんでそんな権限があったのかという点です。

…主人公を呼び出した時点であまりに準備が良すぎる他国の情報佐官に戦場カメラマンをしろという馬鹿げたことを命じる主人公の上官に許可はとったとか言いつつ呼び出す前に辞令すらないなら、主人公の態度は行き過ぎにしても絶対に反発される状況を作っている)ので、最初から陥れる気だったんだとも思いましたがそこは一切説明がありません。

結果的に最終ループで取り返しのつかない事態を作ってしまうなど、無能な印象が強すぎてなんだかなーと言う気分になりました。

 

ラノベ版だと上官がものすごく有能かつ最後まで尊敬する対象だったり、同僚に貶されなからも明確な友情を抱いていたことが印象的だったのでそこだけは不満です。

余談2

 なお、原作のパロディとしてこんな小説もある。

困ったことにものすごく面白いので、Kindle Unlimitedを契約しているならぜひ読んでほしいです。

下手すると映画版よりも原作をうまくアレンジしています。

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