読んで後悔した小説・ラノベを紹介してみる
スポンサーリンク
最近小説を買わなくなった原因でもある
小説を読んでいると、文章は良いけれど別の問題で投げ捨てたくなることがあります。
ストーリーや文章が良くても、ただ一つの要素でぶち壊されることがあります。
英国パラソル奇譚
スチームパンク小説で英国を舞台に(パリだったりエジプトにも行くけど)アレクシア女史(2巻以降はアレクシア婦人)とマコン卿を中心に繰り広げるラブロマンスです。
1巻は面白かった。なので2巻以降をまとめ買いした。買ってしまった。
ストーリーは面白いのです。アレクシア女史とマコン卿のラブロマンスや人間ドラマ、考古学者の作者ゆえにかスチームパンクの世界観の構築の完成度は高いです。
しかし、突如始まる性描写。それだけならまだいいのですが、ボーイズラブだとさすがに萎えます。
しかも異界族の設定からすると、見た目は若いけれど実年齢的には爺のファックということに。
それまではかなり楽しんで読んでいたのに、一気に落とされました。
そんな展開が最終巻まで続きます。
別に男同士を否定する気はないですが、なぜスチームパンク小説にそれを入れるのか、せめて帯に注意書きを入れてほしい。
買ってしまったため最後まで読み切りましたが、いつ男同士の描写が入るのか気が気でない、悪い意味で想像通りに差し込んでくるので不満が溜まります。
バチカン奇跡調査官
ちょうど古代史系の書籍を漁っていた際に、タイトルにひかれて中身を精査せずに購入。
なお、同時期に読んでいた「居酒屋の世界史」「傭兵の二千年史」は教養としてなかなか面白いです。
発生した「奇跡」を科学的な観点を含めて調査して奇跡の認定を行うミステリー?小説です。
1巻からかなり力技的なトリックではあったけれど、それはそれで面白い、と思っていました。特に、悪魔祓い(エクソシズム)と称して聖水(酸)をかけたシーンは笑いました。どことなく漂う魔女裁判感。
しかし、力技的なトリックは何度も続くと飽きます。
特に、空想科学的な要素やら空想生物、すげー万能な催眠術が出てきてミステリーの皮は完全に投げすてられています。
しかも、突如始まる性描写。それだけならまだいいのですが、ボーイズラブだとさすがに萎えます。またかよ。
買ってしまったので最後まで読みましたが、止めとけばよかったと思います。
例外的にという条件付きですが読者にもネタバレを認めるべきです
同性愛ネタに耐性はあるはずなのになんでここまで拒絶反応が出るのか。
ネタによってはむしろ爆笑するのに。
と考えていましたが、ただ単に作者の趣味で織り込まれている必要性の全くないシーンだからですね。
小説においてネタバレは最大の禁忌ですが、本筋と全く関係のない性描写(特に同性愛)があるのであればネタバレがあってもいいと思いました。
好きな人にはよいのかもしれませんが、そうじゃない場合は理解があっても嫌悪感が沸きます。
嫌なら読むな?読みたくなかったんだよ。
でも、買ってしまった以上読まざるを得ない。
まとめ
分野の違う小説にBLを組み込むという、極上の料理にハチミツをぶちまけるがごとき思想ッ
ぶちまけられたのは白濁液か。なお悪い。
これらのせいで女性作家の小説というだけで警戒するようになりました。
間違ってもタイトル買いはしません。
余談
Amazonで小説を検索するときもせめてBL物は分けて検索してほしいものです。
なんでラノベとBLが同じ分類なのだか。