サイバー大学の問題点(GPA編)
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まるでA評価のバーゲンセールだ
サーバー大学に限らず大学で使用される成績評価値であるGPA(Grade Point Average)ですが、この評価値は現状で全く意味をなしていません。
なぜなら、普通に受講できる人間ならA評価、多少失敗してもB評価が通常評価となるからです。
A評価をとることは非常に楽
A評価(GPA:4点)の条件は期末試験完了状態で評価点が90点以上、B評価(GPA:3点)は80点以上です。
実際のところ、仕事をしながら授業を受けている私でさえ4年目前期時点ですべての科目でA評価、しかも最低で95点です。
- 授業ごとの小テストで7~8点(8点満点)を確保(全体の3割~5割の評価点、一部7割以上なのでその場合は基本満点にする)
- レポートがあればそれなりでも提出しておけば、6~8割の評点(全体の0~2割程度の評価点)
- 不足分は期末試験で補う(全体の2割~5割の評価点) ※レポートが期末になる科目もある
これだけでA評価が取れます。期末試験での失敗だけを避ければほぼ問題ないでしょう。
今のところA評価が難しい可能性があるのはレポートが中心となる科目くらいでしょうか。
ラクタンの取得がカギになってしまう
1単位ごとのGPAの評価価値は同じです。難易度が高い科目を選択したからとその分GPAが加算されることはありません。
そうなると、当然ながらラクタン(楽な単位)を履修する人間の方がGPAが高くなります。
サーバー大学の授業は難易度がⅠ~Ⅳに分かれており、卒業要件の単位数は決まっています。
必修科目を除き難易度Ⅰ~Ⅱを中心に履修する場合とⅢ以上を中心に履修する場合にGPAを評価基準にしてしまうと前者の方がGPAは高くなりがちです。
そして、高難易度に多いレポートはいまいち評価方法がわからない、教員によって基準が異なる、添削結果等はもらえないことから高得点を確実に確保することは難しいです。
まじめに書いたレポートが6割評価で、投げやりに出したレポートが満点だったりしました。
レポート科目が少なければそれだけで高GPAを確保しやすくなります。やんなるね。
また、レポートと銘打ったプレゼンテーション課題のある科目もいくつかあります。
それらがあるとさらに難易度が上がるので、履修登録前のシラバス確認は必須です。
他の大学と比較できない
A評価をとることが非常に楽であるということから他の大学の卒業生と評価を比較するということはできません。
GPAが3.6以上であっても要領よく授業をこなしていればそのくらいにはなってしまうので、あくまで授業をこなしてきたかどうかの指標にしかなりません。
ラクタンをとる方が評価が高くなってしまう(これは他の大学でも同じ)ことから、同一大学の卒業生同士での比較でさえも不公平になってしまいます。
つまり、現状でGPAは評価基準としての価値がほぼないと言えます。
意味があるとしたら、この大学でGPAが低ければかなりまずいんじゃないかという評価基準になるということでしょう。
高い授業料をドブに捨ててしまった人間だと穿った見方ができます。
※ただ、この大学で低い評価ならそもそも卒業する気がないか、退学している気もする
あとは、大学院(SBI大学院大学、情報セキュリティ大学院大学)への推薦、ソフトバンク(※ソフトバンクグループではない)に推薦を受ける基準として使われるくらいです。
まとめ
どこの大学でもそうかもしれませんが、GPA自体に評価基準としての意味がありません。
低すぎる場合は就職の際のエントリーシートや面接でふるいにかけられるかもしれませんが、高いからと言って優秀であることを保証できるわけでもなく。
あまり気にしないことが一番でしょう。
余談
私のように、いっそ「卒業時で平均評価GPA=4.0を狙おう」とか考えれば意味もあるかもしれません。
ただし、この考えは危険です。一回でもA評価を逃すとモチベーションをなくすので。