通信制大学で専業学生をやるべきではないと考える理由
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通信制大学の悪い面を見てみる
「学びたい」という欲求が、社会人になり、そこそこの資金もある状態で発生したのであれば、サイバー大学などの通信制大学はとても有効な選択肢だと考えます。
しかし、専業で学生をする場合はどうでしょうか。
※今回はデメリットの記事です
専業で学生をやるのはお勧めできない
通信制大学は、専業で学生をするには不向きな面があります。
通学がないので、学生同士のコミュニケーションがありません。
※まったくないわけではないのですが、自発的なものとなります。
「大学」という場で得られる財産の一つとして、「人脈」は大きな割合を占めると考えます。
それを得にくいのは、欠点であると断言します。
また、一人で授業を受けるというのは、思っている以上にモチベーションが持ちません。
それなりに覚悟していても、厳しいものがあります。
社会人になってから、大学卒業を目指すという分には、通信制大学というのは最適解の一つであると確信しています。
しかし、専業で学生を目指す場合、他に選択肢があるのであればそちらを取ったほうが良いでしょう。
次の学費に関しても、その理由となります。
学費は結構厳しい
経験談として、サイバー大学の学費自体は結構高いです。
参考までに、私の場合は春学期(3年時編入)で19単位取得を目指した場合+一部実習科目を目指した場合、約40万円になります。
秋学期は18単位取得を目指すため、同じくらいの出費になることが見込まれます。
つまり、1年で約80万円程度です。
2年目は取得単位が多少減るので、もう少し安くなります。
卒業まで見通すと、2~2.5年で約150万円は最低限必要になります。
4年だと、その倍を考えておく必要があります。
※英語などの単位認定でもう少し減らすことはできます。
これはよほど余裕がある状態でない限りは、それなりに痛い出費になります。
私の場合、フリーランスとして働いている分の収入+投資での収入があるので、「手痛い出費」で済んでいますが、収入の見込みが無い場合はかなり厳しいのではないでしょうか。
奨学金を借りるのであれば止めておいたほうが良い
学費が高いということは、奨学金を借りた際の利息金額も当然高くなります。
残念ながら、サイバー大学の奨学金の滞納率は高いです。
独自集計!全大学「奨学金延滞率」ランキング | 奨学金制度はどうあるべきか | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
※上記調査では7位です。ただし、サンプル数は少なめではあります。
言葉は悪いですが、生活を犠牲にするくらいであれば入学は選択肢から外すほうが無難です。
通信制大学にこだわるのであれば「放送大学」の学費が圧倒的に安いので、そちらも検討に入れたほうが良いでしょう。
※放送大学の学費は、4年分で約70万円
通信制大学は軒並に評価が低い
通信制の大学は、入試の難易度が低い、いわゆるF欄*1であることが多いです。
※むしろ、入試の難易度が高い通信制大学が無いのかもしれません。
つまりは、大学としてのブランドが低いので、最初の就職活動で有利にはなりえません。
残念ながら、新卒での就活時には偏差値が高い大学のほうが有利であることが現実です。
偏差値の高い大学へ入ることができる状況・環境であれば、そちらを選択するべきです。
まとめ
入学したことに後悔はないですが、やはりその学費は厳しいものになります。
収入や貯蓄がそれなりにある私でも厳しく感じるので、専業であるならばなおさらでしょう。
※ただし、一般の私立大学の学費と比べると多少安いくらいです。
また、コミュニケーションの取りづらさは、専業で学生をするメリットを捨ててしまうことになりかねません。
卒業した後に、確実に安定した生活を送れるわけではないので、奨学金を借りてまで専業で学生をすることは止めたほうが良いです。
※今回はデメリットを取り上げましたが、次はメリットを書きます。
*1:偏差値が低く、