通信制大学で社会人が兼業学生をやるべきと考える理由
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通信制大学の良い面を見てみる
以前の記事では、「専業」学生となる場合は通信制大学を選ぶべきでないということを書きました。
今回の記事では、社会人が「兼業」で通信制大学の学生をすることを推奨する記事になります。
例によって、私が体験しているのはサイバー大学だけなので、それを前提に記載します。
社会人学生にとって、入試の難易度は関係ない
以前の記事で、通信制大学はいわゆるF欄のため、専業学生をするのはおすすめできないと言うことを書きました。
しかし、社会人学生にとってはF欄かどうか、ということは問題ではありません。
入試のためにわざわざ勉強し直すことは、時間の無駄になりかねません。
あくまで、「大学で学びたい」という欲求を満たすために行動するのですから、「入試の難易度が低い」こと自体はメリットになります。
また、既に社会生活を営んでいるため、新卒での就職活動を考える必要はありません。
卒業することに対するデメリットは、そこまでにかかる時間と費用のみにできます。
最低限のコミュニケーションで済む
学生間でのコミュニケーションが少ないことは専業学生にとってはデメリットとしましたが、社会人学生にとってはこれもまたメリットになります。
コミュニケーションを取る相手を自分である程度選べます。
確かに面と向かって話すことは難しいですが、今時チャットツール等も誰でも使えるので、気楽にコミュニケーションをとれます。
また、通信制大学には社会人学生が多いです。
そのため、社会活動をしながらも学ぶ意志があり、それを実行している人という、日常生活内ではなかなか見つからない、向上心の高い人を見つけやすくなります。
学費の負担はそこまで痛くない
収入を得ながらの学生生活となるので、相対的に学費の生活への負担が減ります。
決して安くない金額ですが、見方を変えると普通の私立大学よりは安い費用で、働きながら勉強できるということです。
収入がある状況とない状況では、同じ金額なら当然、収入がある方が楽になります。
ただし、やはり奨学金に安易に手はつけないほうが良いでしょう。
借金癖を付けてしまうと後々が怖いです。
できる限り、それまでの貯蓄と今後の収入を見通して活動するべきです。
授業の難易度はそこまで高くない
有り難いことかどうかはわかりませんが、授業そのものの難易度は、そこまで高くないです。
やはり、社会人が学ぶことを前提として構築されているようです。
そのため、専業学生にとってはおそらく物足りないのですが、働きながら勉強する分には、ちょうどよい難易度となっています。
おかげで、働きながら勉強の時間を確保する、という良い習慣を身につけることができます。
それまでの学歴を有効利用できる可能性
私の現在の最終学歴は、2年制の専門学校卒ですが、その単位を利用して3年時に編入することができます。
それまでの単位がすべて認められたお陰で、残り62単位の状態からスタートできます。
BBT大学*1では最大でも2年時からの編入となるので、これはサイバー大学の単純な利点です。
これの嬉しいことは、それまでの学歴が決して無駄にならないということです。
英検やTOEICなどを取得していれば、更に外国語単位が認められます。
一から学ぶと慣れば4年間を消費することとなりますが、単位が認められれば、最速であれば2年で卒業できます。
4年間の見通しを立てることに比べ、2年分の計画で済むので、スケジュールが大変立てやすくなります。
まとめ
専業で通信制大学の学生となることはおすすめできませんが、社会人で学ぶのであれば、通信制大学の学生というのは、最も有効な選択肢です。
- 学ぶ目的がはっきりしている
- コミュニケーションを取る相手を絞りこめる
- 相対的な学費負担の緩和
- 学習の習慣化
- 以前の学歴・資格の有効利用
など、基本的にメリットに対するデメリットは少ないです。
学びたいという欲求が、学生時代ではなく、社会人になってから出てきてしまった場合には、一考してみてはいかがでしょうか。
※コストパフォーマンスだけを考えると、やはり「放送大学」が一番良い気がしますが、IT系を学ぶのであればサイバー大学かBBT大学の2択になりそうです。
*1:ビジネスブレイクスルー大学