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投資する際の次のステージへ向かうために
投資をしていて、ある程度の金額に達した際に考え方が変わる瞬間があります。
おそらく、そこが初級者から中級者に踏み込むためのターニングポイントだと考えています。
この気付きは早ければ早いほど良いと思うので、ご紹介します。
いくら儲けたかよりも何%の利益・損失かを考える
単純でありながら大きな変化として金額に対する変動(~円の利益・損失)ではなく、投資金額に占める割合(~%の利益・損失)が判断基準へと移ろいます。
仮に、1日で10万円の損失を出したとしましょう。
10万円というのは少ない金額ではありません。
しかし、投資全体の金額からするとそれほど慌てる金額ではない場合があります。
いきなり下がりだしたからといって即ロスカットすることが必ずしも正しい選択になるとは限りません。
トランプショックのように本当に一瞬だけ下がって翌日には元の値段に戻ってしまうということもありえます。
損失が出たら、まずはその金額が投資うち何%を占めるかを理性に考えましょう。
見た目の金額程酷いことになっていない状態であるならば無理にロスカットする必要はありません。
淡々と決めた戦略に従って行動すれば良いでしょう。
金額ベースで考えてしまうと、冷静な行動が取りにくくなりがちです。
これは利益に関しても同じで、一時で少々の利益を出したからといって即売り払うとしていくと、資金全体の割合には影響を与えない程度の微々たる儲けで終わってしまうこともあります。
投資金額に対してどのくらいの割合で利益ができたか、その利益を今すぐ確定するべきか、と言った判断するための考えを持つ必要があります。
基本は大切
この考えにたどり着いたら、投資方法の見直しを行えば良いでしょう。
それまでの方法で利益が出ているのであれば無理に計画を変更する必要はないように思われますが、少ない投資金額の場合の10万円と多くなった場合の10万円で価値が違ってくるように、投資金額によっても取るべき戦術が変わってきます。
投資に対する全体での計画(戦略)自体は変える必要はないかもしれませんが、投資に対する取るべき個別の対応方針(戦術)は変化し続けます。
時には戦略そのものを徐々に修正していく必要があるかもしれません。
例えば、私の場合は
- (戦略)株式市場に対するアプローチ
- (戦術)割安株のみに手を出す
だったものが
- (戦略)株式市場に対するアプローチ+余裕資金を債権やJ-RITEへ回す
- (戦術)割安株(6割)+成長株(2割)+その他(2割)
と一定の金額を超えたあたりで変化が出ています。
極端に変更する必要はないのでしょうが、資金が増えた場合はこれまで手を出せなかったものにもリスクを把握した上で挑むことができます。
新しいものに挑戦する場合は、当然ながら最低限の勉強が必要となります。
これまで積み重ねてきた基礎に対して新しい基本戦略・戦術を組み込むことで成功率は安定していきます。
まとめ
早めに割合で投資を行う考えを身に着けたほうが良いです。
金額の変動で一喜一憂していると、儲けている場合はまだいいのですが、一時的な損失が発生した場合に正しい判断を選べなくなることが多いです。
何も考えずロスカットをするというのもそれはそれで悪くはない判断なのですが、考えた上で取るべき手段を割り出すことが最も望ましいです。
また、投資金額が増えれば増えるほど取り得る戦略・戦術が広がります。
その際には、資金の何割をどの戦略でさらにそのうちの何割をどの戦術に割り当てていくか、というように視野や行動を広げる鍵になりえます。