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冷静になって小規模企業共済の一般貸付はオトクなのか考えてみる


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前から興味のあった一般貸付の案内が届いた

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小規模企業共済に加入して一定期間が経つと、それまでの掛金に応じて低金利で貸付を受けることができます。

すっかり忘れていたのですが、貸出の条件を満たしたらしくその案内が届きました。

その案内によると、貸付時の条件は年1.5%(利子前払)で延滞利子が年14.6%です。

利子前払ということを除けば、かなりの好条件であるように思えます。

※利子前払ということはおそらく繰り上げ返済ができない・しても意味がない

見て取れる欠点

限度額は小さい

案内によると、今の私に対する貸付限度額は40万円です。

2016年:3万円×7ヶ月+7万円×2ヶ月=35万円

2017年:7万円×7ヶ月=49万円

合計:84万円

加入期間が1年程度である場合、掛金に対して約50%の貸付となるようです。

 

事業を拡大したりする分にはちょっと物足りない金額となります。

借入申し込み手続きに必要なもの

申し込むにあたって必要なものが以下になります。

  • 実印
  • 印鑑登録証明書(1通)
  • 借入資格取得通知書(届いたハガキ)または共済手帳
  • 収入印紙
  • 公的証明書
  • 貸付金借入申込書

収入印紙の取得は簡単(コンビニ・郵便局で買える)ですが、実印と印鑑登録証明は多少面倒です。

役所に行って印鑑登録を行う・証明書を発行する必要があるので時間が取られます。

※手続自体はすぐに終わる

マイナンバーカードに実印登録をしてあるのならコンビニで発行が可能であるのですが、そうでない場合は手間がかかることは欠点となります。

「貸付金借入申込書」は金融機関の窓口などで入手可能です。

ネット銀行は使用できない

窓口に書類を提出する関係上か、ネット銀行は一切使用できません。

ただし、そもそも小規模企業共済に加入している時点で申込可能な金融機関の口座で振替を行っている可能性が高いので、このことはそれほど欠点ではないかもしれません。

 

また、届いたハガキにで申し込みを行う金融機関と支店を指定する必要があります。

このハガキによると受付期限が8/6になっているので、返送を忘れると商工組合中央金庫関連の店舗でしか借りれなくなってしまいます。

見て取れる利点

金利がとにかく安い

やはり年1.5%の利息で済むと言うのは大きいです。

個人事業主が借り入れる先としては破格ともいえます。

※他はそもそも貸してもらえない可能性が高い

他に事務手数料を取られるような記載もないので、必要となる費用は最初に支払う金額だけとなります。

 

※私が借りていた不動産ローンは年3%以上かつ事務手数料がかかった

経費計上が楽

利息前払なので、その年の経費として一括で計上できます。

不動産ローンなどは貸付の下限額が決まっていたり、月単位での金利支払いであること、返済元金と利息を別々に仕分ける必要があるので、それに比べてかなりわかりやすいです。

使用用途は問われていない

借り入れた資金は個人用に使用しても良いです。

別に事業として利用する必要はないので、一時的に生活費に当てるなどの使い方もできます。

 

まとめ

借りる金額としては物足りない部分があるのですが、使い方を選べば有効であるように思えます。

実印さえ既にあれば、少ない手間でまとまった現金を確保できるとも考えられるので、有効な使い道が思いついたら利用を考えます。

 

余談

私の場合は一応大学生でもあるので、いよいよ駄目になったらオリコの教育ローンという手もありますが、こちらは2.9%の年利(繰り上げ返済可能)です。

1.5%という金利がいかに安いかを思い知ります。

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