自営業は楽ではない
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私が実例を出せるのはあくまで自分の経験だけ
フリーランスのプログラマーをしていると、個人で事業をすることは簡単なものだと思っていました。
しかし、それはプログラマー・システムエンジニアという職種が非常に独立しやすい業種だからで、他の職種は安易に独立や開業を勧められないということを思い知りました。
突然の閉店
フリーランスプログラマーというのは、実際に始めようとすれば費用はそれほどかかりません。
私の場合ですが、開業費用は事務所と自を兼ねた住居の費用と事務用品・家電の用意のための費用くらいです。
開業費として計上しているのは精々50万円あるかないかくらいとなります。
運転資金として必要なのも、毎月の生活費+@程度のもので、自分の体一つあればなんとかなるものです。
それ故、理由でそこまで自営業というものの難易度を甘く見積もっていた部分がありました。
このブログを始める前ならば、起業という選択肢を全面に押し出すつもりでした。
その認識を改める必要に迫られたのは、私が通っていた店が複数店閉じてしまってからです。
まず、2016年の中頃、つまりは私がフリーランスになってしばらくした後に、2~3年ほど通っていたフランス料理点が突如閉店しました。
その料理店は8年以上営業していたにも関わらず、何らかの理由で急に閉店しました。
味は少なくとも私にとっては最高で、引っ越したあとも通っていたのですが、何らかの事情があったそうです。
風のうわさでは店主がホテルのコックとなったなどと聞いています。
また、今月(2017年3月)で、オープンしてから4年以上通っていたレストラン・バーが閉店となることを2月に聞きました。
この店は値段はそれなりに張りますが、旬の食材を駆使した独自の和風のイタリアンを出しており、おいてあるお酒の種類が豊富かつ、カクテルに関するの要望を的確に叶えてくれる、たまに贅沢するにはもってこいの店でした。
こちらは、シェフをできる人が辞めて、その代理をできる人がいなくなるからという理由でした。
どちらの店でも共通して言えるのは、少なくともそれなりに人足はあるため、資金的な問題があるとは思えなかったこと、運営できる人がいなくなることです。
個人で事業を続けるためには
事業を継続するには、ある程度の資金を調達していれば維持していけるというように思っていましたが、それは私があくまでも一人だけで完結できるような事業を行っていたからです。
個人事業主とは言え、従業員を雇う必要がある場合がある場合は、必要な人員を継続して調達できるかどうかを意識する必要があるということです。
外部から呼ぶにせよ、内部で教育するにせよ時間がかかる前提で考慮しなければなりません。
まとめ
運転資金は当然重要だけれども、運営できるだけの人を確保できるかどうかも事業計画時点で組み込む必要があります。
高い能力を持った人材(今回の場合は良い料理を提供できる人材)はそう簡単に調達できるものではないので、個人事業を継続するには継続できなくなる前に手段を講じる必要があるということになります。
私的にはこの短い間に当分は安泰だと思っていた、最高だと思っていた店が相続いてなくなってしまうので、相当ショックを受けました。
追記
記事を書いた後ですが、私も同じで「大学生になる」と言う選択肢を取るために、一旦田舎に戻るという選択肢を取ることも可能であったことを思い出しました。
当面の生活資金は用意してあるので、取り得た選択肢になります。
その場合、廃業するしかなくなるので、事業継続を目論むなら従業員を見つける必要があるということになります。
更に追記
で書いたように、今月はローンの返済で一気に現金を放出したので正直なところ贅沢するのは財布的にかなり厳しいものはあるのですが、今月の閉店前に行かないと後悔しそうなので、へそくりを引っ張り出して行ってきます。
書いたその日の内に行ってきました
最後に飲みに行ってきました。
カクテルやらウイスキーを全部で4杯。
テンポを閉じる準備中だったので、食材がなく食べることはできませんでしたが、相変わらずお酒は美味しかったので、満足しました。
今のシェフは他の店で見習いから始めるということとなので、機会があったら会えるのかもしれません。