クラウドファウンディングという選択肢
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比較的新しい出資方法
昨日ちょろっとクラウドファウンディングに関して話題にしたので、少し復習がてら記事にしてみます。
起業をする事があるとしたら選択肢に入れておく必要がある資金調達方法です。
また、エンジェル投資家として活動する際に出資対象を探すための有用な手段となります。
なお、私が一番馴染み深いのは2016年のEXPOに参加していた「きびだんご」という支援サイトです。
クラウドファンディング | Kibidango【きびだんご】
クラウドファウンディングとは
起業の資金集めの方法の一つです。
インターネットを通じてアイデアを広く公開することにより不特定多数の出資者に比較的少額の資金提供を求めます。
少額で済むことから出資の敷居を下げること、スタートの段階でファンができることなどが期待できます。
良い面
起業資金を集める難易度がとても低くなる
起業(スタートアップ)の際の資金調達はかなり大変です。
実績がまだないので金融機関からの融資は期待できません。
ベンチャーキャピタルから資金を集められるとも限らないため、資金繰りは厳しいです。
※正直、少人数のスタートアップの場合は金融機関に何度も足を運び続けるのは時間の面で厳しい
しかし、支援サイトを通じて不特定多数の群衆(クラウド)より資金調達することでそれらの手間が解消されます。
インターネットを通じてプロモーション活動を行い、広告活動を一本化することにより起業家の負担が減らせます。
※ただし、当然ながら出資が成立した場合は支援サイトに手数料を支払う必要があります
少ない金額のため出資をしやすくなることが出資者側のメリットとなります。
また、自分がスタートアップに関われるというのも良い経験になります。
資金を集められない=魅力のないアイデアだとわかる
ある意味きつい面ではありますが、この方法で資金を集められないということは、多くの人にとってそのアイデアやプランが魅力的に見えないということです。
スタートアップを開始する前にそれを突きつけられるのは厳しい反面、なにがしらの能力が不足していることが大きな失敗になる前にわかるため、起業家にとってプランの見直しを計るきっかけとなります
資金集めに失敗した場合は手数料を取られないことが多いです。
出資者側の利点として、出資金額に到達できなかった場合は全額出資者に返金されるため、損失は発生しません。
※これについては支援サイトによりルールが異なるので注意
スタートアップ開始前からファンができる可能性がある
スタートアップはたいてい孤独な世界です。
少人数であること、認知度の低さ、目減りする資金と戦い、成功するかどうかわからない状態から始まります。
そんな中、多数の人に資金提供をうけ、目標に共感してくれるファンとなる人物が現れることは励みになります。
出資者側はスタートアップ企業の活動に共感し、一喜一憂を共有することが出来ます。
(多分、一喜に対して一憂ではすまないけれど)
まとめ
投資のスタイルとしては株式や投資信託に似ているかもしれませんが、投資する対象は人やアイデアそのものになります。
この記事では良い面をまとめましたが、次の記事では欠点を挙げます。